セラミックの歯は高い?種類別の値段と、高額でも選ばれる理由も解説
こんにちは。大田区山王、JR京浜東北線「大森駅」より徒歩6分にある歯医者「大森山王あおやま歯科」です。
セラミックの歯は、自然な見た目や耐久性の高さから、多くの方に選ばれている治療法です。しかし、保険が適用される銀歯やレジンと比べると費用が高く、「なぜこんなに値段が違うの?」「本当にその価値があるの?」と疑問に感じる方も少なくありません。
この記事では、セラミックの歯が高額な理由と、高くても多くの人に選ばれている理由について解説します。セラミックの歯を長持ちさせるためのポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
セラミックの歯の値段

セラミックの歯には種類があり、それぞれ値段が異なります。セラミックの歯の種類と値段の相場は、以下のとおりです。
オールセラミック
オールセラミックはセラミックのみでできた素材です。透明感が高く見た目が自然で美しいため、前歯の治療など審美性を重視する方に選ばれています。
オールセラミックの値段は、詰め物で約8万〜10万円、被せ物で8万〜18万円程度が一般的です。
ジルコニア
ジルコニアは、人工ダイヤモンドとも呼ばれるほど硬度の高い素材です。噛む力が強くかかる部分でも割れにくいため、奥歯の治療によく使われています。
ジルコニアの値段の相場は、詰め物7〜11万円程度、被せ物で8〜18万円程度です。
e-max
e-maxは、二ケイ酸リチウムガラスという素材でできたセラミックで、高い透明感と耐久性が特徴です。ジルコニアほどではないものの、強度も高いため奥歯の治療にも使われています。
e-maxの値段相場は、詰め物で4〜8万円程度、被せ物で8万〜12万円程度です。
メタルボンド
メタルボンドは内側に金属を使用し、外側をセラミックで覆った被せ物です。金属の強度とセラミックの審美性を両立させているのが特徴です。内側に金属を使用しているため、オールセラミックやジルコニアと比べて値段が抑えられています。
ただし、金属アレルギーの方は使用できません。また、オールセラミックと比べて透明感は低いです。
メタルボンドの値段の相場は、5〜12万円程度です。
ハイブリッドセラミック
ハイブリッドセラミックは、セラミックと歯科用プラスチック(レジン)を混ぜ合わせた素材です。オールセラミックと比較すると費用を抑えられる点が魅力ですが、吸水性が高いレジンが含まれるため、変色しやすいというデメリットがあります。
また、オールセラミックと比べると透明感が低く、審美性にも劣ります。ハイブリッドセラミックの値段は、詰め物の場合2〜4万円程度、被せ物の場合4〜8万円程度です。
セラミックの歯が高いのはどうして?

ここでは、セラミックの歯が高額である主な理由について解説します。
保険が適用されないから
セラミックの歯には、保険が適用されません。全額自己負担となり、費用が高額になる場合があります。
保険診療では、機能回復に必要な最低限の治療しかできないため、使用できる材料や技術にも制限があります。安価に治療を受けられる一方で、耐久性や見た目を追求することは難しいです。
一方、自費診療となるセラミック治療では、噛む機能や話す機能の回復に加え、審美性や快適性、耐久性に優れた治療も可能です。高額な治療費がかかるのは、保険診療では実現できない仕上がりや品質を求められるからだといえるでしょう。
高品質な素材を使用しているから
セラミック自体が高品質な素材であるのも、セラミックの歯の費用が高くなる理由です。天然歯のような透明感や色合いは、保険の適用内では再現できません。
また、セラミックの歯を天然歯に装着する際にも、高品質な接着剤を使用します。
精密な技術や工程が必要だから
セラミックの歯は、形や色を患者さまの他の歯と自然に馴染むように、非常に高い精度で作られます。歯科医師は、噛み合わせや発音、見た目の美しさなどを考慮しながら、患者さま一人ひとりに合わせてセラミックを調整します。
この工程には高度な技術と豊富な経験が必要であり、これは治療費にも反映されます。さらに、セラミックの歯は患者さまの口にぴったりと合うよう微調整が行われるため、時間と手間がかかります。
高額でもセラミックの歯が選ばれる理由

前述したとおり、セラミックの歯は1本につき数万円〜20万円程度かかることがあります。ここでは、セラミック治療が高額でも選ばれる理由を解説します。
白く美しい見た目を長期間維持できる
セラミックは白く透明感があり、天然の歯と見分けがつかないほどの自然な仕上がりが期待できます。ほかの歯に合わせて色味を調整できるため、白すぎて不自然になる心配もありません。
また、吸収性が低いため、コーヒーやワイン、カレーなどの色素の濃い飲食物で変色しにくいのもメリットです。正しくメンテナンスすれば、長期間白さ・美しさを維持できます。
「銀歯が見えるのは嫌」「レジンだと不自然な白さになるのが気になる」と感じる方にとって、自然な見た目を再現できるのは大きなメリットといえるでしょう。
虫歯や歯周病のリスクが低い
保険が適用される銀歯やレジンの場合、表面に細かい傷がつきやすく、汚れがたまりやすいです。
また、銀歯は金属のため、食事の際の温度変化によって膨張や収縮が起きたり、経年劣化したりすることで天然歯との間に隙間が生じやすい特徴があります。隙間に汚れがたまると、細菌が繁殖してそこから虫歯が再発するケースも少なくありません。
一方で、セラミックは表面がツルツルとしており、汚れがつきにくい素材です。そのため、セラミックを装着した天然歯や周りの歯が虫歯や歯周病になるリスクを抑えられます。
金属アレルギーの心配がない
金属アレルギーの心配がないのも、セラミックの歯が選ばれる理由のひとつです。銀歯の場合、長期間使用していると金属イオンが溶け出し、アレルギー症状を引き起こすことがあります。
口腔内の炎症だけでなく、かゆみや湿疹など、全身に症状が表れる人も少なくありません。症状がひどい場合は、銀歯をレジンやセラミックの歯に交換しなければならないケースもあります。
一方、セラミックは金属を一切使用しないため、金属アレルギーの心配がありません。見た目の美しさだけでなく、身体への優しさもセラミックの歯のメリットです。
ただし、メタルボンドは金属を使用した被せ物なので注意しましょう。
寿命が長い
銀歯などの保険適用の詰め物・被せ物の寿命は、5年〜7年ほどといわれています。一方、セラミックの詰め物・被せ物の寿命は10年~15年程度です。
セラミックの寿命が長い理由は、耐久性が高いからだけではありません。セラミックは汚れや劣化によって細菌が侵入しにくく、二次虫歯の発生を抑えやすい素材だからです。長期的に見ると、寿命が長いセラミックを選ぶことは、経済的な負担を減らすことにつながります。
セラミックの歯を長持ちさせるためのポイント

セラミックの歯をできるだけ長く快適に使用するためには、日々のケアが重要です。ここでは、セラミックの歯を長持ちさせるためのポイントについて解説します。
正しいブラッシングを心がける
セラミックの歯を長持ちさせるためには、正しくブラッシングすることが大切です。セラミックの歯そのものは虫歯になりませんが、歯磨きを怠ると、セラミックの歯の周囲やほかの天然歯が虫歯や歯周病になるおそれがあります。
天然歯と同様に、歯ブラシの角度を変えながら丁寧に磨きましょう。歯と歯茎の境目には歯ブラシを45度の角度で当てて磨きます。
また、力を入れすぎると、セラミックの歯や歯茎を傷つけるだけでなく、細かな部分の汚れが落ちにくいです。鉛筆を持つように歯ブラシを持ち、毛先が広がらない程度の力で小刻みに動かしましょう。
デンタルフロスや歯間ブラシを併用する
歯ブラシだけでは届かない歯と歯の間の汚れは、デンタルフロスや歯間ブラシを使って取り除きましょう。特に、セラミックの詰め物・被せ物の周囲は汚れがたまりやすいです。フロスや歯間ブラシを使うことで、菌の塊であるプラークの蓄積を予防できます。
毎日、就寝前だけでもゆっくり丁寧にケアすることを心がけると、セラミックの歯をきれいな状態に保てるでしょう。
定期的に歯科検診を受ける
定期検診では、小さなヒビ割れや接着剤の劣化、噛み合わせの不具合など、目に見えにくい点もチェックしてもらえます。問題が大きくなる前に治療を受けられるため、早期の対応が可能です。
また、歯科医院で行うクリーニングは、普段の歯磨きでは落としきれない汚れを除去し、虫歯や歯周病の予防につながります。
食習慣や生活習慣に注意する
硬い食べ物や氷を噛む習慣、また強い粘り気のある食べ物を頻繁に食べると、セラミックに強い負荷がかかります。欠けたり割れたりする原因となるため、注意が必要です。
そのほかにも、喫煙や過度な飲酒、栄養バランスが偏った食事などは口腔内の健康を損なう要因となり、セラミックの劣化にも繋がります。
歯ぎしりや食いしばり対策を行う
セラミックは長期間の使用を前提とした素材ですが、歯ぎしりや食いしばりによる負荷により破損することがあります。就寝中に歯ぎしりをしている傾向のある方や、日中に無意識に力を入れている方は注意が必要です。
歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、ナイトガード(就寝用のマウスピース)が必要ないか歯科医院で相談するとよいでしょう。
ナイトガードを使用する場合は、定期的に噛み合わせのチェックを受けることも大切です。使用によって顎や歯に負担がかかっていないかみてもらえます。
また、日中のストレスを減らしてリラックスすることも意識しましょう。過度な緊張やストレスは口周りの筋肉がこわばり、歯ぎしりや食いしばりの原因になることがあります。趣味や運動などでストレスを発散し、歯に力がかからないよう心がけてください。
まとめ

セラミックの歯が高額な理由は、保険が適用されないためです。そのほか、銀歯やレジンと比べて素材そのものの値段が高いこと、作製するのに技術や時間がかかっていることも考えられます。
ただし、金属アレルギーの心配がなく、天然歯のように自然で美しい見た目を再現できるのは大きなメリットです。また、汚れがつきにくいため虫歯や歯周病になりにくいのも、多くの人に選ばれる理由でしょう。耐久性が高く、長期にわたって使用できるため、長期的に見ると経済的な負担が軽くなる可能性もあります。
セラミックの歯を良い状態で使い続けるためには、日々のセルフケアや定期的な歯科検診が大切です。セラミック治療を検討している方は、歯科医師と十分に相談し、自分に合った素材や治療方法を選びましょう。
セラミックの歯を検討されている方は、大田区山王、JR京浜東北線「大森駅」より徒歩6分にある歯医者「大森山王あおやま歯科」にお気軽にご相談ください。
当院は「誰もが通いやすい、いつでも気軽に相談ができる歯医者さん」を目指して日々診療にあたっています。一般歯科だけでなく、インプラント治療や矯正治療など、幅広く対応しています。

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