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歯のコラム

インプラント治療にかかる期間はどれくらい?治療の流れも解説


インプラント治療のイメージ

こんにちは。大田区山王、JR京浜東北線「大森駅」より徒歩6分にある歯医者「大森山王あおやま歯科」です。

歯を失った際の治療法として広く知られるようになったインプラントは、自然な見た目としっかりとした噛み心地が得られる点で関心を集めています。

ただし、インプラント治療は短期間で完了するものではなく、検査から人工歯の装着まで複数の工程を経る必要があります。そのため、実際に治療を始める前に、どのくらいの期間がかかるのかを知っておくことは大切な準備の一つです。

今回は、インプラント治療にかかる期間の目安や治療の各段階を詳しく解説します。治療期間が長くなる要因についても解説しますので、インプラント治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

インプラント治療とは

インプラント治療をした口腔内

インプラント治療とは、歯を失った部分にインプラント体と呼ばれる人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を取り付けることで、噛む機能や見た目を回復させる方法です。インプラント体には主にチタンが使われ、顎の骨と結合することで安定性が得られます。

この治療は、周囲の健康な歯に影響を与えずに、失った歯だけを補える点が特徴です。また、入れ歯のように外れる心配がなく、日常の会話や食事もしやすくなります。外科的処置を伴うため、事前の検査や計画が慎重に行われることが一般的です。

インプラント治療にかかる期間

インプラント治療にかかる期間のイメージ

インプラント治療にかかる期間は人それぞれ異なりますが、一般的には3か月から1年ほどが目安とされています。

この期間の差は、顎の骨の状態や治療する本数、追加の処置が必要かどうかなどによって変わります。例えば、骨の高さや厚みが十分にあり、全身の健康状態に問題がなければ短期間で治療が進むケースが多いです。

一方で、骨を増やす処置やほかの歯の治療が必要な場合は、それぞれの工程に時間がかかるため、長くかかることもあります。また、インプラント体とあごの骨が結合するのを待つ治癒期間が必要であり、これも治療期間に影響します。

一つひとつの工程に適切な時間を確保しながら進めていくことが、インプラントの安定性や長持ちにつながります。

インプラント治療の流れ

インプラント治療のカウンセリングの様子

インプラント治療は、いくつかの段階を経て進められます。それぞれの工程には役割があり、順を追って丁寧に進めることが大切です。

カウンセリング

インプラント治療の最初のステップは、カウンセリングです。

ここではまず、患者さんの希望や気になっている点、これまでの治療経験などについて詳しく話を聞きます。歯や歯ぐきの状態を確認し、インプラントが適した選択肢かどうかを判断するための初期確認も行われます。

また、治療の大まかな流れや期間、費用の目安などについても説明があり、治療を受けるかどうかを考えるための材料を得る場になります。不安な点や疑問があれば、このタイミングでしっかり確認しておくことが大切です。

精密検査

次に行われるのが、顎の骨や口腔内の状態を詳しく調べる精密検査です。

この検査では、CTやレントゲンを使って顎の骨の厚みや高さ、神経の位置、骨の質などを詳しく調べます。噛み合わせや歯ぐきの状態、虫歯・歯周病の有無もあわせて確認します。これらの情報をもとに、インプラントをどこに、どのような角度で埋め込むかを計画していきます。

精密検査は、治療の成功にとって欠かせない大切な工程です。

手術前の準備

検査結果に基づいて治療計画が立てられ、手術に向けての準備を行います。

持病がある場合は、内科の医師と連携して体調管理が行われます。また、口の中の環境を整えるために、必要に応じて歯周病や虫歯の治療を先に進めることもあります。手術時の感染リスクを減らすため、クリーニングやセルフケアの確認もこの段階で行われます。

一次手術

一次手術では、インプラントの土台となる人工歯根を顎の骨の中に埋め込む処置を行います。局所麻酔を使って歯ぐきを開き、専用の器具で骨に穴をあけ、そこにインプラント体を埋め込みます。1本あたりの手術時間は30分から1時間ほどが目安です。

手術後は歯ぐきを縫い合わせ、インプラントと骨がしっかりと結びつくまでの治癒期間に入ります。腫れや痛みが出ることもありますが、多くの場合、数日でおさまり、処方された薬で管理されます。この工程は、インプラントの安定性を左右する大切なステップです。

治癒期間

一次手術で埋め込まれたインプラントが顎の骨としっかり結合するまでの期間を治癒期間といいます。この期間は、インプラント体とあごの骨を安定させるために欠かせない時間です。骨の質や体調によっては、さらに時間がかかることもあります。

見た目や日常生活への影響を抑えるため、必要に応じて仮歯を使うことも可能です。治癒期間中は定期的に通院し、インプラントの状態や歯ぐきの回復具合を確認しながら、次の段階に進む準備が進められます。

二次手術

インプラント体と骨の結合が確認されたあとに行われるのが、二次手術です。

この手術では、歯ぐきを小さく切開し、インプラント体の上部にアバットメントと呼ばれる連結部分を取り付けます。アバットメントは、のちに人工の歯を装着するための土台となる重要なパーツです。

二次手術は一次手術と比べて体への負担が少なく、短時間で終わることが一般的です。処置後は歯ぐきが安定するまで待ち、その後の人工歯の作製に進みます。

人工歯の作製と装着

アバットメントを取り付けたあと、人工の歯を作って装着する工程に入ります。

まず、歯型を取り、周囲の歯や噛み合わせに合うように設計を進めます。色や形も、自然な見た目になるよう細かく調整されます。素材にはオールセラミックやジルコニアなどが使われることが多く、見た目の自然さと強度の両方を考慮して選ばれます。

人工歯が完成したら、アバットメントに取り付けて、噛み合わせの微調整を行い、しっかりと固定します。この段階で、インプラントによる治療はひと通り完了となります。

定期的なメンテナンス

人工歯を装着したあとは、インプラントを良い状態で長く使うために定期的なメンテナンスが必要です。

インプラントの周りに汚れがたまると、炎症やトラブルの原因になることがあるため、歯科医院でクリーニングやチェックが行われます。歯ぐきの状態や噛み合わせ、インプラントのゆるみなどもあわせて確認されます。

自宅での歯みがきも重要ですが、定期的なプロによるケアを受けることで、より安定した状態が保たれます。通院の目安はおおよそ3〜6か月ごとです。

インプラントの治療期間が長くなるケース

複数のインプラント

インプラント治療の期間は、患者さんの状態や治療内容によって大きく左右されます。以下では、特に治療期間が長くなるケースをご紹介します。

骨の量や質に問題がある場合

インプラントはあごの骨に支えられて安定するため、骨の量や質が治療の成否に深く関わります。

骨が足りない場合には、そのままではインプラント体を埋め込むことが難しく、骨を増やす処置が必要になります。このような追加の手術には時間がかかり、治癒期間も含めると治療全体の期間が長くなる傾向があります。

複数本のインプラント治療を行う場合

インプラントの本数が多い場合は、治療の手順が複雑になり、全体にかかる期間が長くなることがあります。複数本の治療では、それぞれの部位の骨の状態や噛み合わせのバランスを見ながら慎重に進める必要があるためです。

また、手術や人工歯の装着を段階的に行うケースでは、各工程に必要な回復期間や通院回数も多くなるため、結果として治療期間が長くなります。

全身疾患や生活習慣の影響

体の健康状態や日常の生活習慣も、治療期間に影響を与える大きな要因です。

糖尿病や高血圧などの持病がある方は、傷の治りが遅くなることがあります。また、喫煙は血流を悪くし、インプラント周囲の治癒を妨げる要因となるため、治療期間が延びる可能性があります。

医師と相談しながら全身の状態を整えることで、より安全に治療を進めることができます。生活習慣の見直しも、インプラント治療を成功させるための大切なポイントです。

まとめ

インプラント治療をした歯を指さして笑顔を見せる女性

インプラント治療は、失った歯の機能や見た目を回復させる方法として、多くの人に選ばれている治療法です。

ただし、外科処置を含むため、治療は一度で終わるものではなく、複数の工程を段階的に進めていきます。一般的な治療期間は3か月から1年ほどですが、骨の状態や体の健康、治療の内容によって長くかかることもあります。

治療を始める前に全体の流れや期間をしっかり理解しておくことで、不安を減らし、準備も進めやすくなるでしょう。

インプラント治療を検討されている方は、大田区山王、JR京浜東北線「大森駅」より徒歩6分にある歯医者「大森山王あおやま歯科」にお気軽にご相談ください。

当院は「誰もが通いやすい、いつでも気軽に相談ができる歯医者さん」を目指して日々診療にあたっています。一般歯科だけでなく、インプラント治療や矯正治療など、幅広く対応しています。

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