埋まっている親知らずは抜いたほうがよい?抜歯の流れや注意点も
こんにちは。大田区山王、JR京浜東北線「大森駅」より徒歩6分にある歯医者「大森山王あおやま歯科」です。
歯科医院で「親知らずが埋まっています」と告げられると、そのまま放置しても良いのか、それとも抜歯が必要になるのか、判断に迷う方も多いでしょう。埋まっている親知らずには特有のリスクがあり、抜歯が推奨されるケースもあります。
この記事では、埋まっている親知らずを放置することによるリスクや抜歯の流れ、その後の注意点などについて詳しくご紹介します。
目次
親知らずとは

親知らずとは、10代後半から20代半ばにかけて生えてくる歯です。正式には第三大臼歯と呼ばれています。
他の永久歯が生えそろってから萌出するため、顎に十分なスペースがないケースが多く、まっすぐに生えず横向きや斜めに生えたり、歯ぐきの中に埋まったままになったりすることがあります。このため、親知らずは虫歯や歯周病のリスクが高く、炎症や痛みの原因になることも少なくありません。
トラブルを未然に防ぐために、抜歯が検討されることも多いです。
親知らずの生え方

親知らずは、斜めに生えてきたり埋まったままになったりすることがあります。ここでは、親知らずの主な生え方について解説します。
まっすぐに生える
親知らずがまっすぐ生える場合は、正常な状態といえます。親知らずの歯冠は隣接する第二大臼歯と同じ高さにあり、歯列に対して垂直に近い角度で生えていれば、特に問題ありません。上下ともに真っ直ぐに生えていれば、正常に噛み合うため噛み合わせや咀嚼機能に大きな影響を与えることはほとんどありません。
ただし、完全にまっすぐ生えているように見えても、わずかな角度のズレや噛み合わせの不均衡が生じることがあります。このような場合、歯列全体に微妙なストレスがかかり、長期的には歯ぎしりや顎関節症の原因となることがあります。
親知らず自体が虫歯になるリスクもゼロではないため、定期的な歯科検診を受けることが重要です。
斜めに生える
親知らずは、横や斜めに傾いて生えているケースも多く見られます。横向きや斜めに生えていると、親知らずと手前の歯との間に隙間ができ、そこに食べかすが溜まりやすくなります。この状態が長く続くと汚れがたまりやすく歯磨きもしにくいため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
また、斜めに生えた親知らずが手前の歯を押していると、圧迫によって痛みや違和感が生じることもあります。放置すると、手前の歯が押されて歯列全体が乱れる原因にもなります。
このようなケースでは、抜歯を検討することが多いです。
半分埋まっている
半分埋まっている状態の親知らずは、歯の一部だけが歯ぐきから見えており、残りは歯ぐきの中や骨の中に隠れている状態です。歯が歯茎に一部覆われた状態になり、汚れが溜まりやすくなるため特に注意が必要な生え方といえるでしょう。
通常の歯ブラシでは清掃が行き届きにくいため、炎症や感染症を引き起こすリスクが高まります。炎症が起きると、歯ぐきが赤く腫れたり、痛みが生じたりします。また、膿が出ることもあります。
さらに炎症が進行すると、口を開けにくくなったり顎全体に痛みが広がったりと、日常生活に支障をきたすケースもあります。
完全に埋まっている
歯ぐきとあごの骨に覆われていて、外からはまったく見えない状態の親知らずもあります。このような親知らずはレントゲンやCTでなければ確認できないため、自覚症状がないまま存在していることも多いです。
一見トラブルがなさそうに思えますが、手前の歯の根に圧力をかけたり、内部で膿がたまる嚢胞(のうほう)をつくったりするリスクがあります。また、強い痛みが出るまで気づかれないこともあり、突然炎症が起きて腫れや痛みで日常生活に支障をきたすケースも少なくありません。
埋まっている親知らずは抜いたほうがいい?

親知らずが埋まっている場合、本当に抜歯が必要なのか悩む方が多いのではないでしょうか。見た目上は問題がなさそうでも、歯ぐきや骨の中に隠れていることで将来トラブルが起こるリスクがあるため、抜歯を検討することが多いです。
特に、斜めや横向きに埋まっている状態では、隣の歯を圧迫したり、歯ぐきの奥に炎症が繰り返し起きたりする可能性が高くなります。また、親知らずの根っこがほかの歯の根に触れていると、知らないうちに健康な歯に悪影響を与えることもあるため注意が必要です。
抜くべきかどうかの判断には、歯科医院でのレントゲン検査やCT撮影による正確な診断が欠かせません。現時点で症状がなくても、将来的なリスクを避けるために早めに抜歯するケースも少なくありません。
埋まっている親知らずを放置するリスク
埋まっている親知らずを抜かずに放置していると、様々なトラブルにつながる恐れがあります。ここでは、埋まっている親知らずを放置した場合のリスクについて解説します。
歯並びが乱れる
親知らずがまっすぐに生えていないと、隣の歯を徐々に押し出していく力が働きます。これによって歯並びが崩れ、噛み合わせに悪影響を与えることがあります。見た目だけではなく、食事や発音に影響を与えることもあるため注意が必要です。
虫歯や歯周病のリスクが高まる
一部分しか露出していない親知らずと、周囲の歯ぐきとの間には、すき間が生じることがあります。すき間には食べカスや細菌が溜まりやすく通常の歯磨きでは届きにくいため、清掃が不十分になりやすくなります。
その結果、親知らずそのものが虫歯になるだけでなく、隣接する健康な第二大臼歯にも虫歯や歯周病が広がる危険性があります。また、親知らずの周囲に慢性的な炎症が起きている状態では、歯ぐきが腫れて出血したり違和感を覚えたりすることもあります。
これらのトラブルを予防するためにも、リスクのある親知らずは早めに抜歯を検討することが大切です。
口臭が強くなる
埋まっている親知らずの周囲は歯磨きがしにくく、食べかすや細菌がたまりやすい環境になっています。これにより口腔内で細菌が増殖すると、口臭の原因物質が発生して慢性的な口臭の原因になります。
特に、親知らずの周囲に炎症がある場合や膿がたまっている場合には、強い口臭が発生することがあります。
埋まっている親知らずを抜く流れ

埋まっている親知らずを抜歯する流れは、通常の歯を抜くときよりも複雑になりやすいです。
まず行われるのが、レントゲン撮影やCTスキャンなどによる精密検査です。親知らずの生え方や周囲の神経との位置関係、歯の根の状態を詳しく確認するために必要不可欠な工程です。検査結果をもとに、安全に抜歯できるかどうか、またどのような方法で抜歯を行うかを歯科医師が判断します。
一般的には、歯ぐきを切開してから、歯を分割して少しずつ取り出すというアプローチが取られます。抜歯の際には局所麻酔を使用するため痛みを感じることはほとんどありませんが、抜歯後の腫れや違和感が起こる可能性はあります。
抜歯が終わったあとは傷口を縫合し、必要に応じて止血処置を行います。痛み止めや抗生剤が処方され、術後のケアについて細かい指導が行われます。
処置の所要時間は1本あたり30分から1時間程度が一般的ですが、難易度によってはもう少しかかる場合もあります。
埋まっている親知らずを抜いた後の注意点

埋まっている親知らずを抜いた後は、治癒を促すために正しい生活習慣を守ることが重要です。以下に、抜歯後に気をつけるべきポイントをご紹介します。
麻酔が完全に切れるまで食事は控える
親知らずの抜歯後は、局所麻酔の効果が数時間続きます。感覚が鈍くなっている状態で食事をすると、頬の内側を誤って噛んだり、飲食物の温度が分からず火傷したりする可能性があります。こういったリスクを抑えるために、麻酔が完全に切れるまで待ってから食事することが重要です。
麻酔が切れた後は、やわらかい食事やぬるい飲み物から始めると傷口への負担を軽減できます。
激しい運動や長風呂、飲酒、喫煙を控える
親知らずを抜いた日は、激しい運動や長時間の入浴、飲酒、喫煙を避けることが大切です。運動や入浴によって血流が良くなると、抜歯部位から出血するおそれがあります。また、アルコールやたばこに含まれる成分は、傷の治りを遅らせるだけではなく、炎症を起こしやすくする原因にもなります。
傷口が完全にふさがるまでは、これらの行為を控えるようにしてください。
刺激を与えない
抜歯後の傷口には極力刺激を与えないように注意しましょう。食事は傷口と反対側の歯で噛む、硬い食べ物やスパイスの強いものは避ける、熱すぎる飲み物を控えるなどが大切です。
まとめ

埋まっている親知らずは、生え方や周囲の状況によっては周囲の歯や身体へ悪影響をもたらす可能性があります。例えば、歯並びの乱れや虫歯、歯周病、口臭といったトラブルが起こることもあるでしょう。
親知らずに不安がある場合は自己判断せず、まずは歯科医院で診察を受けることが大切です。レントゲンやCTなどの画像診断を通じて、親知らずの状態や周囲の組織との関係を正確に把握し、抜歯の必要性を検討しましょう。
親知らずの抜歯を検討されている方は、大田区山王、JR京浜東北線「大森駅」より徒歩6分にある歯医者「大森山王あおやま歯科」にお気軽にご相談ください。
当院は「誰もが通いやすい、いつでも気軽に相談ができる歯医者さん」を目指して日々診療にあたっています。一般歯科だけでなく、インプラント治療や矯正治療など、幅広く対応しています。

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