03-6429-9644インプラント治療
しっかり噛める歯を取り戻すインプラント治療
病気や不慮の事故によって大切な歯を失ってしまった。
それは、単に歯が一本なくなったという事実以上に、食事の楽しみを損ない、人前で自然に笑うことをためらわせ、日々の生活の質そのものに大きな影を落とす出来事だと思います。
失われた歯の機能と見た目を回復させる方法はいくつかあります。
その中でも、インプラント治療は、残っている他の健康な歯に負担をかけることなく、まるでご自身の歯がよみがえったかのような自然な噛み心地と見た目を取り戻すことができる、優れた治療法です。
しかし、インプラント治療は、顎の骨に人工の歯根を埋め込む外科的な処置を伴います。
だからこそ、何よりも安全性と確実性が求められます。
当院では、口腔外科を専門とする日本口腔外科学会 認定医である院長が、診断から手術、そして治療後のメインテナンスまで責任を持って担当します。
先進のデジタル技術を駆使した精密な診断と、身体への負担を最小限に抑えた優しく確実な治療。
それが、私たちが目指すインプラント治療の姿です。
インプラント治療とは
インプラント治療とは、歯を失った部分の顎の骨に、インプラント体と呼ばれるチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯（かぶせ物）を装着することで、歯の機能と見た目を回復させる治療法です。
最大の特徴は、インプラント体が顎の骨と強く結合（オッセオインテグレーション）する点にあります。
これにより、ご自身の歯の根と同じように、しっかりと顎の骨に固定され、硬いものでも、まるで天然の歯のように力強く噛むことができるようになります。
歯を失った場合の治療法の比較
歯を失った際の治療法は、インプラントだけではありません。
従来からあるブリッジや入れ歯といった選択肢もあります。
それぞれの治療法には異なる特徴があり、どの方法が適切かは、患者様のお口の状態やお考えによって変わります。
当院では、それぞれの方法の長所と短所を正直に、そして詳しくご説明し、患者様ご自身が納得して治療法を選択できるようサポートします。
| 治療法 | 構造・特徴 | 周りの歯への影響 | 噛み心地・快適性 |
| インプラント | 失った部分の顎の骨に、独立した人工の歯根を立てる。 | 周りの健康な歯を削る必要がない。 他の歯に負担をかけない。 | ご自身の歯とほぼ変わらない感覚で、しっかり噛める。 違和感は少ない。 |
| ブリッジ | 失った歯の両隣の歯を土台にし、橋渡しをするように連結したかぶせ物を装着する。 | 土台とするために、両隣の健康な歯を大きく削る必要がある。 土台の歯に余分な力がかかる。 | 固定式のため、違和感は少ないが、土台の歯への負担が大きく、将来的にその歯を失うリスクが高まる。 |
| 入れ歯 | 金属のバネなどを残っている歯に引っ掛けて固定する、取り外し式の装置。 | バネをかける歯に常に負担がかかる。 安定のために、健康な歯を少し削ることがある。 | 噛む力は天然歯の約三分の一程度に低下する。 装置の違和感が大きく、発音しにくくなったり、味を感じにくくなったりすることがある。 |
当院がインプラント治療を重要な選択肢の一つとして考える最大の理由は、残っている他の健康な歯を守ることができる点にあります。
ブリッジや入れ歯は、どうしても残っている他の歯に、何らかの負担を強いることになります。
インプラントは、失った部分だけで完結する、唯一の治療法です。
当院のインプラント治療
当院のインプラント治療の特徴
「患者目線のやさしいインプラント治療」と「4Sコンセプト」に基づいた安心・高品質な治療
当院では、インプラント治療において林 揚春先生が提唱する「患者目線のやさしいインプラント治療」の考えに基づき、患者さんの身体的・精神的負担をできる限り軽減しながら、長期的に安定した機能と審美性を実現する治療を心がけております。
◆ 患者さんにやさしいインプラント治療の4つの視点
- 痛みや腫れが少ない方法を行っているか？
- 治療回数が少なく、期間も短くすることを考えているか？
- 治療期間中のQOL（生活の質）の低下を防ぐ配慮をしているか？
- クオリティおよび予知性が高いか？
◆ 林 揚春先生による「4Sコンセプト」
林先生は、現代のインプラント治療において求められる要件を以下の4つのキーワードに集約し、「4Sコンセプト」として提唱されています。
- Short（ショート）：治療期間の短縮
→ 患者さんの負担を軽減し、スムーズな社会復帰をサポートします。 - Simple（シンプル）：治療手順の簡素化
→ 複雑な手技を避け、再現性の高い治療を提供します。 - Small（スモール）：最小限の侵襲
→ 骨や歯肉への負担を抑え、身体にやさしい治療を行います。 - Safe（セーフ）：安全性の確保
→ 十分な診査・診断と経験に基づいた術式選択により、安全な治療を実現します。
◆ 抜歯即時埋入・即時修復による治療期間の短縮
従来のインプラント治療では、抜歯後に治癒期間を設けてからインプラントを埋入し、その後さらに治癒期間を経て最終補綴物（かぶせ物）を装着するため、治療完了までに1年以上かかることも少なくありませんでした。
しかし当院では、「抜歯即時埋入・即時修復」という先進的な治療法を取り入れており、条件が整えば抜歯から約3か月で最終のかぶせ物まで完了することも可能です。
これにより、治療期間の大幅な短縮と患者さんの生活の質の維持が両立できるようになりました。
インプラント治療の流れ
初診・カウンセリング
お悩みやご希望を詳しく伺います。
インプラントの概要、他の治療法との比較、期間や費用について分かりやすくご説明します。
精密検査・診断
歯科用CT撮影、型取り、写真撮影など、治療計画に必要な検査を行います。
治療計画のご提案
検査結果を基に、シミュレーションをお見せしながら、治療計画、期間、費用を詳細にご説明します。
一次手術
麻酔を十分に効かせ、顎の骨にインプラントを埋め込みます。
手術時間は本数にもよりますが、通常は三十分から一時間程度です。
治癒期間
インプラントが骨と結合するまで、約三ヶ月程度の治癒期間をおきます。
二次手術・型取り
かぶせ物を装着するための土台を連結し、最終補綴物作製のための精密な型取りを行います。
最終的なかぶせ物の装着
セラミックなどの人工歯を装着し、治療は完了です。
治療後のメインテナンス
インプラントは、虫歯にはなりません。
しかし、歯周病に類似したインプラント周囲炎になることがあります。
これは、インプラントの周りに汚れが溜まり、歯ぐきが炎症を起こし、やがて骨が溶けてしまう怖い病気です。
インプラントを長期にわたり快適に使い続けるためには、治療後の定期的なメインテナンスが重要です。
ご自宅での丁寧なブラッシングと、歯科医院での専門的なクリーニング。
この両輪が、インプラントの寿命を左右します。
当院は予防管理型の歯科医院です。
治療をしたら終わりではありません。
そこからが、本当のお付き合いの始まりです。
お口全体の健康を守るパートナーとして、責任を持って、皆様のインプラントと健康を守り続けます。
お気軽にご相談ください
失ってしまった歯のことでお悩みでしたら、どうぞ一人で抱え込まず、私たちにご相談ください。
確かな技術と温かい心で、もう一度、心から笑える毎日を取り戻すためのお手伝いをいたします。
セカンドオピニオンも受け付けております。
