銀歯を白くするには?使用される素材や交換するメリット
こんにちは。大田区山王、JR京浜東北線「大森駅」より徒歩6分にある歯医者「大森山王あおやま歯科」です。
銀歯は、虫歯治療の保険適用で広く使われてきた補綴物の一つです。
しかし、銀歯の見た目が気になって、思いっきり笑えないと感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、銀歯を白くするときに使用される素材や、銀歯を白くすることで得られるメリット、注意点について解説します。銀歯を白くしたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
銀歯とは

銀歯とは、虫歯の治療で歯を削ったあとに使用される金属製の詰め物や被せ物のことです。日本の保険治療では長年使われており、主にパラジウム合金と呼ばれる金属が使用されます。
このパラジウム合金は、強度に優れていて、噛む力が強くかかる奥歯にもしっかり対応できるのが特長です。また、保険が適用されるため、経済的な負担を抑えながら治療を行うことができます。
一方で、銀色の見た目はどうしても目立ちやすく、笑ったときや口を開けたときに気になる方も少なくありません。特に審美面を重視する人にとっては、銀歯が口元の印象に影響を与えることもあります。
そのため、見た目を改善したいという理由で、銀歯を白い素材に取り替える方も増えています。
銀歯のままだとどんな問題がある?

金属製の詰め物や被せ物は、強度や耐久性に優れていますが、長く使い続けるなかで、いくつかの問題が生じることがあります。以下に、主なリスクについて解説します。
目立つことがある
銀歯はその名のとおり金属のため、口を開けたときに目立つことがあります。特に笑ったり話したりしたとき、奥歯であっても銀色が見えると、見た目の印象を気にする方も少なくありません。
また、金属が光を反射することで、口元全体が暗く見えたり、年齢以上に老けた印象を与えたりすることもあります。
虫歯が再発しやすい
銀歯は長期間使用するなかで、歯との適合状態に変化が生じることがあります。金属と歯は性質が異なるため、温度変化や咬合力の影響を受け、わずかなすき間が生じるケースがあるのです。そのすき間から細菌が入り込むと、内部で虫歯が進行する可能性があります。
このような状態は外から見えにくく、気づきにくい点が特徴です。再発を防ぐためには、日々のケアに加え、適合性の維持も重要なポイントとなります。
歯茎ぐきが黒ずむことがある
銀歯に含まれる金属成分は、長い年月の中で唾液や口腔内の環境と反応し、ごく微量ながら溶け出すことがあります。その影響により、歯と歯ぐきの境目に色の変化が見られ、黒っぽく見えることがあるのです。
口元の清潔感や自然な見た目を意識する人にとっては、気になるポイントとなるでしょう。
銀歯を白くするときに使用される素材

銀歯を白くしたいと考えたとき、いくつかの素材のなかから自分に合ったものを選ぶ必要があります。ここでは、銀歯を白くするときに使用される素材をご紹介します。
コンポジットレジン
コンポジットレジンは、歯の色に近い白い素材で、虫歯を削ったあとに詰める方法です。1回の治療で終わることが多く、見た目も自然に仕上がります。保険が適用されるため費用を抑えやすく、歯を削る量も少ないのが特徴です。
ただし、強い力がかかるとすり減ることがあるため、奥歯の大きな虫歯には不向きな場合があります。日常生活では問題なく使えることが多く、前歯や小さな虫歯の治療に選択されることが多いです。
硬質レジン前装冠
硬質レジン前装冠は、内側に金属を使い、外側に白いレジン(プラスチック)を貼り付けた被せ物です。保険が適用されるため費用を抑えられるという大きなメリットがあります。
特に前歯など、目立つ部分に使われることが多く、見た目をある程度自然に保ちつつ、経済的な治療を希望する方に選ばれています。
ただし、時間の経過とともにレジン部分が変色したり、すり減ったりすることがあります。また、内側に金属が使われているため、歯ぐきの境目が黒ずんで見えることがある点はデメリットといえるでしょう。
オールセラミック
オールセラミックは、すべてがセラミックで作られた素材で、金属を使用していない点が特徴です。
透明感があり、天然歯に近い色合いや質感を再現しやすいため、審美性を重視する場面で用いられます。また、光の透過性があるため、周囲の歯と調和しやすい仕上がりになります。また、金属を含まないことから、歯ぐきとの境目に変色が起こりにくい点も特徴です。
一方で、強い力や衝撃が加わった際に欠けたり割れたりすることがあるため、使用する部位や噛み合わせの状態に応じて判断することが重要です。
ジルコニア
ジルコニアは人工ダイヤモンドと呼ばれるほど強度の高い素材で、耐久性に優れており奥歯にも使用できるほど丈夫です。また、審美性にも優れており、自然な白さと透明感を再現することができます。
さらに、金属を使用していないため金属アレルギーの症状が現れる心配がなく、身体に優しい素材としても注目されています。銀歯のように経年劣化しにくく、表面が滑らかで汚れがつきにくいため、長期間清潔に保つことができます。
一方で、天然の歯よりも硬さがあるため、噛み合う歯がすり減る可能性がある点はデメリットといえるでしょう。
ハイブリッドセラミック
ハイブリッドセラミックは、セラミックと歯科用レジン(プラスチック)を組み合わせた素材です。
セラミックの白さとレジンのやわらかさを併せ持ち、天然歯に近い使い心地が得られます。金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がなく、歯ぐきが変色することもありません。
ほかのセラミック系素材と比べて費用が抑えられることから、銀歯の見た目を改善したい方にとって選びやすい素材といえるでしょう。
ただし、レジンが含まれているため、経年によって変色や摩耗が起こることがあります。長期的により高い耐久性や審美性を望む場合は、オールセラミックやジルコニアといった上位素材も検討するとよいかもしれません。
メタルボンド
メタルボンドは、内側に金属の土台を使用し、その表面にセラミックを焼き付けた被せ物です。
内部の金属によって強度を確保しながら、外側は白いセラミックで覆われるため、見た目と耐久性のバランスが取れた素材として広く用いられてきました。前歯から奥歯まで幅広い部位に対応できる点も特徴の一つです。
一方で、内側に金属を使用しているため、体質によっては金属アレルギーの症状が現れる可能性があります。また、長期間の使用により歯と歯ぐきの境目に変化が現れることもあるため、素材の特性を理解したうえで選択することが大切です。
銀歯を白くするメリット

銀歯を白い素材に変えることで得られるメリットは、見た目の印象だけにとどまりません。ここでは、銀歯を白くするメリットについて解説します。
口を開けても目立ちにくい
銀歯は、口を開けたときや笑ったときなどに金属の光沢が目立つことがあります。特に下の歯や奥歯でも、話しているときに見えることがあり、気にする方も少なくありません。
白い素材に変えると周囲の歯と自然になじむため、見た目がとても自然になり、気にせずに会話や食事を楽しむことができます。見た目の印象を大切にしたい方には大きなメリットといえるでしょう。
金属アレルギーの心配がない
銀歯は金属でできているため、長期間使用しているうちに金属アレルギーの症状が現れることがあります。口の中に装着された銀歯から微量の金属イオンが溶け出し、それが体内に取り込まれることで、皮膚のかゆみや赤み、湿疹といった症状を引き起こすことがあるのです。
これに対して、オールセラミックやジルコニアなどのノンメタル素材は金属を含まないため、金属アレルギーの症状が現れるリスクがありません。特にアレルギーの既往がある方や、金属アレルギーが心配な方にとっては、安全性の高い選択肢といえます。
体に優しく、安心して長く使える点は、白い詰め物・被せ物ならではの大きなメリットでしょう。
虫歯の再発リスクを下げられる
セラミックなどの白い素材は歯との適合性が高く、すき間が生じにくいという特徴があります。歯と補綴物がしっかりと密着することで、細菌が入り込みにくくなり、内部で虫歯が再発するリスクを抑えやすくなります。
また、表面がなめらかで汚れが付着しにくいため、日常の歯みがきによって清潔な状態を保ちやすい点も特徴です。
銀歯を白くする場合の注意点

銀歯を白い素材に交換する際には、いくつかの注意点もあります。
素材によっては高額な費用がかかる
白い歯を実現する素材にはいくつか種類がありますが、オールセラミックやジルコニアなどは保険が適用されない自由診療となることが一般的です。そのため、使用する素材や治療する歯の本数によっては、費用が高額になる可能性があります。
そのため、事前に見積もりを確認することが重要です。
割れる可能性がある
セラミック系の素材は見た目が自然で耐久性もありますが、強い衝撃や過度な力が加わると欠けたり割れたりすることがあります。特に歯ぎしりや食いしばりの習慣がある場合は、負担がかかりやすくなるため注意が必要です。
治療期間が長くなることがある
銀歯を白い素材へと交換する場合、治療期間が長くなることがあります。特にオールセラミックやジルコニアなどの素材は、精密な型取りと歯科技工所での加工を経て作られるため、完成までに一定の時間がかかるケースが多いのです。
通院のスケジュールやライフスタイルに合わせて、無理なく進められるかどうかを事前に歯科医師と相談しておくことが大切です。
まとめ

銀歯はこれまで多くの治療で用いられてきた実用性の高い補綴物ですが、見た目が気になって、白い歯への交換を検討する人が増えています。
現在はコンポジットレジンやセラミックなどさまざまな素材から選択できるようになっています。白い素材へ変更することで、口元の印象が自然になります。また、適合性の高い素材を選ぶことで、虫歯が再発するリスクを抑えられる点も特徴です。
素材によって費用や耐久性、治療期間に違いがあるため、歯科医師に相談のうえ、ご自身に合ったものを選択しましょう。
審美歯科での治療を検討されている方は、大田区山王、JR京浜東北線「大森駅」より徒歩6分にある歯医者「大森山王あおやま歯科」にお気軽にご相談ください。
当院は「誰もが通いやすい、いつでも気軽に相談ができる歯医者さん」を目指して日々診療にあたっています。一般歯科だけでなく、インプラント治療や矯正治療など、幅広く対応しています。

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