受け口を改善!インビザラインで治療するメリット・デメリット
こんにちは。大田区山王、JR京浜東北線「大森駅」より徒歩6分にある歯医者「大森山王あおやま歯科」です。
受け口(反対咬合)は、下の歯が上の歯より前に位置する噛み合わせの状態を指します。見た目が気になる方も多いですが、発音や咀嚼に影響したり、顎関節に負担をかけたりすることもあります。
最近では、目立ちにくい矯正方法を希望する方の間で、インビザラインが注目を集めています。透明なマウスピースを用いるインビザラインは、従来のワイヤー矯正と比べて審美性に優れており、日常生活への影響も少ない点が特徴です。
今回は、インビザラインで受け口を治療するメリット・デメリットについて解説します。治療にかかる期間や費用についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
受け口とは

受け口とは、下の前歯が上の前歯より前に出ている噛み合わせの状態です。正式には反対咬合や下顎前突と呼ばれます。噛み合わせが正常な場合は上の前歯が下の前歯よりも前に位置して噛み合っていますが、受け口は、この位置関係が逆転した状態です。
受け口には、大きく分けて歯性と、骨格性の2つのタイプがあります。歯性の受け口は、歯の位置や生え方に問題があるケースです。
一方、骨格性の受け口は、上下の顎の骨の大きさや位置関係に問題があるケースです。受け口のタイプや程度によって、適切な治療法が異なります。
受け口を放置するリスク

受け口の状態を放置すると、見た目の問題だけでなく、健康や機能面でもさまざまなリスクを引き起こします。ここでは、受け口を放置するリスクについて解説します。
咀嚼機能が低下する
下顎が前に出ていると、上下の歯が正しく噛み合わないため、食べ物をしっかり噛み砕くことが難しくなります。特に、硬い食べ物や繊維質の多い野菜などは噛み切りにくくなるため、食事時にストレスを感じることが多くなるかもしれません。
食べ物を噛み砕かずに飲み込むことが続くと、消化に時間がかかり、胃腸に負担がかかります。
発音しにくくなる
受け口の状態では、上下の歯の位置関係が乱れていることで、発音に影響を及ぼすことがあります。特に、サ行やタ行などの音で息が漏れやすく、滑舌が悪いと感じる方も少なくありません。
言葉が聞き取りにくくなることで、日常の会話や仕事において支障をきたす可能性もあり、コミュニケーションに自信を持てなくなることもあります。発音のしにくさがストレスとなり、人前で話すことに苦手意識が芽生えるケースもあるでしょう。
顎関節に負担がかかる
受け口の状態が長期間続くと、顎の関節に大きな負担がかかります。本来、上下の歯は噛み合っている状態が自然ですが、受け口の場合は下顎が前に出ているため、無理な力が関節にかかるのです。
その結果、顎の関節を動かすとカクカクと音が鳴る、口を大きく開けられない、口を開け閉めするときに痛みが生じるといった顎関節症の症状が現れる可能性があります。
見た目が気になる
受け口は見た目の印象にも大きく関わるため、コンプレックスを抱く方も少なくありません。特に横顔のラインや口元の突出感が気になりやすいです。日常的に気にするうちに自信を持てなくなったり、人との関わりが消極的になったりすることもあるでしょう。
インビザラインで受け口は治療できる?

インビザラインは、軽度から中等度の受け口であれば治療が可能とされています。特に、歯の位置のずれが原因で、骨格的な問題が少ないケースでは、治療の効果が期待できます。
しかし、歯並びの乱れが複雑なケースや、顎の骨そのもののズレが大きい重度の受け口の場合は、ワイヤー矯正や外科手術が必要な場合があります。ご自身の状態がインビザラインで対応できるかどうか判断するためには、歯科医院での検査と診断が必要です。
インビザラインで受け口を治療するメリット

ここでは、インビザラインで受け口を治療するメリットを紹介します。
目立ちにくい
インビザラインは透明なマウスピースを使用するため、矯正中でも他人に気づかれにくいのが特徴です。ワイヤー矯正のように金属の装置が口元から見えることがないため、営業職や接客業など人と接する機会が多い方でも見た目を気にせずに治療を進められます。
また、写真撮影や人前で話す際にも矯正装置の見た目を気にする必要がなく、日常生活における心理的負担を軽減できます。目立ちにくさは、矯正をためらっていた方にとって大きな安心材料となるでしょう。
衛生的に保ちやすい
インビザラインのマウスピースは取り外しが可能なため、歯磨きやフロスなどのケアがいつもどおりに行えます。装置が固定されているワイヤー矯正では、装置の周りに歯垢がたまりやすく、歯磨きがしにくいです。歯磨きを怠ると虫歯や歯周病のリスクが高まります。細かい部分の汚れを取り除くのに時間がかかり、ストレスを抱えることも少なくないでしょう。
インビザラインであれば装置を外した状態で歯磨きできるため、ワイヤー矯正に比べて汚れを取り除きやすいです。虫歯や歯周病のリスクを低減できるのは大きなメリットといえます。
痛みや違和感が少ない
インビザラインでは、マウスピースを1日20〜22時間装着したまま、1〜2週間ごとに新しいものに交換しながら少しずつ歯を動かしていきます。歯に少しずつ力をかけて動かしていくため、ワイヤー矯正に比べて、痛みや不快感を感じにくいとされています。
マウスピースは薄くて滑らかな素材でできており、ワイヤーやブラケットのように舌や頬の裏を傷つけるリスクも少ないです。金属を使用しないため、金属アレルギーに悩む方にとっても安心して選べる矯正方法といえるでしょう。
インビザラインで受け口を治療するデメリット

ここからは、インビザラインで受け口を治療するデメリットを解説します。
装着時間を守る必要がある
インビザラインは、1日20~22時間の装着が推奨されており、決められた時間きちんと装着しなければ歯が計画どおりに動かず、治療が長引いたり、満足のいく結果が得られなくなったりすることがあります。
そのため、自己管理が苦手な方や、仕事などで装着が難しい状況が多い方には、インビザラインの装置をつけ続けることが心理的な負担になることもあります。計画的に治療を進めていくには、生活の中でインビザラインを装着することを習慣化する必要があるでしょう。
マウスピースの管理が必要
インビザラインでは、マウスピースそのものの管理も必要です。外したまま置き忘れて紛失したり、ティッシュに包んで誤って捨ててしまったりするケースがあります。
また、熱に弱い素材のため、熱湯での洗浄や車内への放置は変形の原因になります。破損や紛失が起こると再作製が必要になり、その間は治療が進まないうえ、追加の費用がかかることもあります。外したときは必ず専用のケースに入れる習慣をつけましょう。
インビザラインで受け口を治療する場合の費用

インビザラインによる受け口の治療は、基本的に保険が適用されないため、費用はすべて自己負担となります。費用の目安は、60〜120万円程度です。前歯の傾きのみの治療で治せる場合は部分矯正で改善できる可能性があります。部分矯正の場合は、30〜60万円程度が目安です。
自由診療のため、料金体系が歯科医院によって異なり、治療費用に加えて、検査費用や調整料、リテーナー代などが別途でかかる場合があります。治療を受ける際には、費用の内訳や総額について説明を聞いておきましょう。
インビザラインで受け口を治療する場合の期間

インビザラインでの受け口治療にかかる期間は、患者さまの症状の重さや年齢、歯の動きやすさなどによって変わります。軽度であれば、半年〜1年半ほどで治療が完了することもありますが、歯の重なりが大きい場合や、顎の骨のバランスに問題がある場合は、2年から3年ほどかかることも珍しくありません。
また、歯を動かす期間のあと、歯並びを安定させるためにリテーナー(保定装置)を装着します。リテーナーを装着する期間は、歯を移動させるのにかかった期間と同じ程度、もしくはそれ以上必要とされています。
まとめ

インビザラインは、受け口の改善方法のひとつとして、近年注目されている矯正方法です。装置が透明で目立ちにくく、食事や歯磨きの際にも取り外せるなど、日常生活へのストレスを減らせるのが大きなメリットです。
一方で、すべての受け口で治療できるわけではなく、重度の症例や顎の骨格が原因の受け口には対応できない場合があります。装着時間を守らなければ歯を動かせないため、計画通りに治療を進めるには日々の意識が求められます。
インビザラインによる受け口の治療を検討するときは、まずは歯科医師に相談し、自分の症状や生活スタイルに合った治療なのかをしっかり見極めることが大切です。
インビザラインでの治療を検討されている方は、大田区山王、JR京浜東北線「大森駅」より徒歩6分にある歯医者「大森山王あおやま歯科」にお気軽にご相談ください。
当院は「誰もが通いやすい、いつでも気軽に相談ができる歯医者さん」を目指して日々診療にあたっています。一般歯科だけでなく、インプラント治療や矯正治療など、幅広く対応しています。

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