03-6429-9644設備紹介
当院では、正確な診断と、安全で質の高い治療を実現するために、先進の医療設備を積極的に導入しています。
それぞれの機器が、患者様にどのような利益をもたらすのかをご紹介します。
診断・検査設備
（見える化を支える機器）
歯科用CT／セファロ装置
従来の平面的なレントゲンとは異なり、お口の中を三次元の立体画像で撮影できる装置です。
歯や顎の骨の構造、神経や血管の位置関係などをミリ単位で正確に把握できます。
インプラント手術の際には、骨の厚みや密度を事前に確認できるため、手術の安全性が飛躍的に向上します。
また、親知らずの抜歯や根管治療、矯正治療においても、より精密な診断と治療計画の立案に不可欠な設備です。
セファロ（頭部X線規格写真）は、矯正治療における骨格の分析に用います。
口腔内スキャナー
（セレック プライムスキャン / iTero）
最先端の3D光学カメラで歯をスキャンし、精密な歯型をデジタルデータとして取得する装置です。
粘土のような材料をお口に入れる従来の型取りが不要なため、患者様の不快感や嘔吐反射を大幅に軽減できます。
「プライムスキャン」は主にセラミックなどの修復物を作製する際に、「iTero」はマウスピース型矯正（インビザライン）の治療計画を立てる際に使用します。
デジタルならではの高い精度で、適合性の良い修復物や矯正装置の製作が可能です。
ネクストビジョン
（NextVision）
肉眼の何十倍もの倍率で治療部位を拡大してモニターに映し出す、高解像度のデジタルマイクロスコープです。
術者だけでなく、患者様やスタッフも同じ映像をリアルタイムで確認できます。
治療中の様子を録画することも可能で、治療前後の比較や、どのような処置を行ったかのご説明に活用し、治療の透明性を高めます。
口腔内一眼レフカメラ
お口の中の状態を鮮明に記録するための専用カメラです。
治療経過を時系列で記録・比較することで、わずかな変化も見逃しません。
撮影した画像は診療台のモニターに映し出し、患者様ご自身にお口の状態を客観的に見ていただくことで、治療へのご理解を深めるために役立てています。
精密治療設備
（治療の質を高める機器）
マイクロスコープ（歯科用顕微鏡）
歯の根の治療（根管治療）や、精密なつめ物治療など、極めて精密な技術が要求される治療で使用する顕微鏡です。
暗くて複雑な根管の内部まで明るく拡大して観察できるため、感染源の取り残しを防ぎ、治療の成功率を格段に向上させます。
健康な歯質を最大限に残し、必要最小限の範囲で処置を行う「低侵襲治療」には欠かせない設備です。
拡大鏡（ルーペ）
すべての歯科医師、歯科衛生士が、診療時に拡大鏡（ルーペ）を装着しています。
肉眼では見えない歯の表面の微細な凹凸や、つめ物の隙間、歯石などを拡大して見ることで、処置の精度を高めています。
日々の診療における「見落とし」を防ぎ、すべての治療・処置の質を高いレベルで維持するために使用します。
電動麻酔器
麻酔注射時の痛みを軽減するために導入しています。
コンピューター制御により、麻酔液を一定の速度でゆっくりと注入できるため、注入圧による痛みを小限に抑えることができます。
また、使用する注射針も極細のものを用いることで、針が刺さる瞬間の「チクッ」とした痛みにも配慮しています。
院内技工設備
（スピーディーな治療を実現する機器）
セレックシステム（ミリングマシン）
口腔内スキャナーで取得したデータを基に、セラミックのブロックを自動で削り出し、つめ物やかぶせ物といった修復物を院内で製作するCAD/CAMシステムです。
歯科技工所に製作を依頼する必要がないため、症例によってはその日のうちに治療を完了させることが可能です。
コンピューターによる精密な設計と加工で、質の高いセラミック治療をスピーディーにご提供します。
衛生管理設備（安全を守る機器）
オートクレーブ（クラスB高圧蒸気滅菌器）
ヨーロッパの高基準である「クラスB」をクリアした高性能な高圧蒸気滅菌器です。
あらゆる形状の治療器具（中が空洞になったハンドピースなど）の内部まで、真空状態と蒸気の注入を繰り返すことで、すべてのウイルスや細菌を完全に死滅させます。
患者様のお口に入る器具は、この滅菌器で徹底的に滅菌処理を行っています。
ハンドピース自動注油洗浄器
歯を削るドリル（ハンドピース）は、構造が複雑で内部に汚れが残りやすい器具です。
当院では、このハンドピース専用の洗浄・注油器を導入し、内部の隅々まで確実に洗浄・滅菌しています。
もちろん、患者様ごとに必ず交換・滅菌したものを使用しており、院内感染防止を徹底しています。
